ワクワク前進!研修講師・組織作りコンサルタント 山崎敏史のブログ

人も組織ももっとのびのび、もっと楽しく、もっと幸せに!

人生の主導権

こんにちは。山崎です。

7月に入り、札幌はいい気候が続いていますね。

気持ちよく出社できる朝は、とてもありがたいです。

私のリフレッシュの手段のひとつ、温泉。

ススキノにある、とある温泉は夏の間、その日の

気温によって料金が変わります。

25℃以上だと1500円、30℃以上だと1000円!

そうそう行くことはできませんが、これを知ってから

毎日30℃以上になることを願っています(笑)

暑さが楽しみに変わりました得意げ

さて、とても印象に残るニュースがありました。

強烈でした。

覚えている方も多いことでしょう。

アメリカのオハイオ州で、3人の女性が1人の男に

10年以上監禁されていたという事件。

10年以上に渡る表現のしようのない過酷な日々。

このニュースを聞いて、自分になんとも言葉にできない

感情が湧いたことをはっきりと覚えています。

その被害者女性のインタビューが先日youtubeで公開され、

日本のニュースでも流れたのです。

1人の女性がこう言っていました。

「私は地獄を経験してきました。

しかし私には地獄を笑顔で乗り越える強さがある。

私は事件に支配されない。私が主導権を握るのです。」

この言葉を聞いて、、、思わず震えました。

強く私の中に残りました。

なんてすばらしい人か!

1.8m×1.8mの部屋だけが10年間の生活の場。

10年間で戸外に出たのは2回だけ、

しかも裸で首輪をつけられて。

妊娠が分かった時、2週間食べ物が与えられず、

流産するまで腹を蹴られ続ける。

言葉にしようのない、果てしなく過酷な10年以上の

長い年月であってもなお、「私は事件に支配されない。

私が主導権を握るのです。」と。

自分の意思によって動くことがなにひとつできない、

自分以外の誰かが、すべてを決定づけてしまう環境、

目の前にいつも「死」がちらついている。

そんな10年間をすごしてなお、

彼女は、人生の主導権は自分。

生き続けるためには、相手の言うことを

すべて聞き続けなければならなかった。

そして、自分の人としての尊厳=「最後の一線」は、

自分でコントロールし続けたのでしょうね。

どんな状況があろうが、自分の心のあり様を、

自分で決め続けてきたのでしょうね。

こんなすばらしい人と、自分を並べることすら

おこがましいのですが、自分はどうだろうか?と考えました。

先日、ある大学生が私の講義の感想の中に

こう書いてくれました。

「自分が選んだ会社が、もし自分にとって良い環境とは

言えなかったら、自分が変えていけるようになればいい。

そう、なる。」

この一文、私には強く残りました。

身の回りの状況をすべて受け入れ、そして自分から

責任を取りに行く、とでもいうのでしょうか。

こういう学生たちもたくさんいるのです!

「自分が源泉」、ここに立ち続けることで

いい人生、いい世の中がきっと創れていきます。

あの彼女たちにはここから幸せな人生を

送ってほしいと願うばかりです。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。