あなたはグローバル?それともローカル?
世界最大の食品飲料企業のネスレ、
その日本法人ネスレジャパンの社長である高岡浩三さんが、
「グローバル人材」を定義づけていらっしゃいました。
「グローバル人材」という言葉を定義するなら、「当たり前のことを当たり前だと思わずに考えられる人」だと思います。多様な人種が交わりながら仕事をすると、最初は理解できない考え方も受け入れ、尊重するようになり、新しい発想が生まれるのです。
ローカルのルールを疑い、自分の頭で考えられる人がグローバルでも戦える人なわけですが、日本人はあまりにも考える癖がついていません。
この記事を読んで、なるほどっ!と思った人は多いのではないかと。
私は実にす〜っと、腑に落ちました。
高岡さん、3月に札幌で講演をお聞きして依頼、その考え方が好きで、本も読ませてもらっています。
ネスレの日本法人の高岡さんは、スイス本社の役員の話も海外拠点の社長の話も、転勤辞令はほとんど断って、日本、神戸にこだわり続けてきたそうです!
その方が日本の社長となり、飽和市場の日本で右肩上がり路線を作っているわけで、勉強になることだらけです。
高岡さんのことはいいとして、海外で外国語をあやつって生活・ビジネスをすることがグローバル、と思っている人って結構多くないでしょうかね?
この間違いに気づかせてくれて、ぼくらにとって、とても大事な視点を提示してくれています。
"当たり前のことを当たり前とせずに考えること"、これに当てはまる人や会社、当てはまらない人や会社、ということに気づきます。
"当てはまる会社"には硬直感を感じます。「この商品はこういうものだ!」というその会社の考え方を、客に押し付けるような会社や店ってありますよね。。。
一方"当てはまらない会社"には、広がりを感じます!「どうぞあなたのお好きに解釈して、ご自由に使って下さい〜」っていう感じ。
北海道にしか拠点がないグローバルな会社もあれば、一所懸命海外展開をしているローカルな会社もあるわけで、明らかに前者のほうが軽やかに成長してます!
これ、人もそうです。
固定観念にとらわれない人は、「なんで??それでダメなら違うやり方したらいいんじゃないの〜?」とどんどんアイディアを出せる。
でも固定観念にガチッとハマっている人は、「いままでうまくいったこのやり方にきまっているだろう!」としてしまうから、それで失敗すると泥沼に…
それが当たり前、とせずに自由に考えを広げられる人は、ビジネスもドンドン楽しそうに拡げていくし、「そんなことまでやるの?」と周囲が思ってしまうところまでいっちゃいます!
これはこのやり方が当たり前、とする人を見ていると、固執している間の時間とお金が勿体無い!!
ローカル、グローバルって、物理的な広がりや距離の問題ではまったくないわけです。
「当たり前」「こういうものだ!」にとらわれることなく、自由に伸び伸びと思考できること。そのセンスを持っているかどうかなのですね。混在するいろんな価値観の中でものを見て自分で考えることができることなんですね。
この記事を読んで反省したこと。
最近、当たり前を当たり前としない人たちとの関わりが少なかった。。。
当たり前に全くとらわれない人たちが、たくさんいるにも関わらず!
そしてこの記事から思った大事なこと。
個人が幸せになっていくための大切なひとつの条件は、枠にはめられることなく、自由に考えることができる環境、やってみることができる環境があること。
考えるトレーニング、します!(笑)