ワクワク前進!研修講師・組織作りコンサルタント 山崎敏史のブログ

人も組織ももっとのびのび、もっと楽しく、もっと幸せに!

一流・二流・三流をわけるものはなんなのか?

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8月26日、子どもの頃憧れてコピーしまくっていた天才ギタリスト、マイケル・シェンカーの札幌公演に行ってきました。

最初にライブを見たのは31年前、田舎に住んでいたぼくは、高校をさぼって夜行列車で見に行ったのです。感動して泣いてしまって大変だったことを覚えています。。。いい思い出です(^^)

今回人生3回目のマイケルだったのですが、ギターは今回が最高でした!

今61才、ロック・ギタリストとしての人気の全盛期は30年前に違いないのです。でも今回の演奏が一番!!アドリブが延々と続くギターソロは、まさに圧巻!まいりました。


ライブ終了後しばらくたって興奮が冷め、思ったのです。


彼は何十年もの間、弾き続けているのですね。ライブはもちろん、きっとオフも弾いているんでしょうね。
(ある方に言わせると、マイケル・シェンカーは今の方が上手くなっていると。)

インスピレーションで弾くアドリブの演奏が、聞いている者を魅了する、これってすごいことだと思うんです。

何百通りもの弾き方のパターンを持っていて、さらに細かな高い技術を持ち、その時のインスピレーションで、それらが組み合わされて瞬間に生まれる旋律がアドリブなわけです。

背景にどれだけの積み重ねられた日々の鍛錬があるんでしょう・・・


一昔前、悲運の柔道家と言われた、女子48キロ級、福見友子さんという人がいました。
あの「やわらちゃん」谷亮子田村亮子)を2度破った唯一の日本人選手です!

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そりゃあ田村亮子と同じ階級って・・オリンピックは果てしなく遠いわけです。

福見さんがインタビューで言っていたことがあります。

柔道は「ここだっ!」と思って技を出していたらその時はもう相手に投げられている。技を出し終わったあとに、今っ!と思うくらい体が勝手に動いていないと世界では戦えない。

おんなじです。どれだけ鍛錬するとここにいけるのか、想像もつきません・・・


音楽もスポーツも、実は仕事も、同じじゃないかと思うのですね。


数限りないインプットと、アウトプットの鍛錬がされていて、今まさに求められている、出すべき言動が頭で考えることなく瞬時に勝手に出てくるレベル。
・・・これが一流。

求められた時に、頭を動かし考えて、必要なものを自分の中から取り出してくる。人を感動させるアドリブには到底ならないレベル。
・・・これが二流。

鍛錬が少ないため、頭を動かし考えても取り出してくることが出来ない。または取り出すものを持ち合わせていない。ギターで言えばアドリブは引けない。「準備した弾き方」でしか進められないレベル。

・・・これが三流。


ぼくはどうだろうか?
三流の領域もあれば二流といえる領域もあるな〜と。

一流と言えるものは・・・??

一生鍛錬です。
インプットしアウトプットをトレーニングし、実践の場でアウトプットする。
これをひたすら繰り返すのみ!!

61才のマイケルに力づけられました(^^)