もちろん、"安定"は大事だよ
4月、今日は20°の札幌です!
大学の授業もスタートしました。
今年も就職活動前の3年生を元気づけるぞー!
と思ってスタートしたのですが。。
ここにひっかかっちゃいました。
学生が言う、「安定」ということば。
また今年もここからだ… いや、去年よりも多くなってる…。
安定している有名な会社に就職したい、安定しているから公務員、ということです。
気持ちはよく分かる。そしてそれがなかった大人や周囲を見てきているから、大学生の彼らにそういう思い込みができるのもしょうがない。
「でもね、安定ってそこじゃないんだよ、会社に安定を求めた時点で、自分の人生の安定はなくなっちゃうんだよ」
学生たちは、ちんぷんかんぷんな顔です。
ここは勝負!と思って、頑張りました……
勤めた会社が人員削減をすることになって、
「あなたにはなんとしても残って欲しい」と言われる人と、
「残念ですが次の仕事を探してもらうしかありません」と言われる人、
どっちが人生安定するでしょう?
勤めた会社が倒産しちゃって、
次の仕事がなかなか決まらない人、と
どこに行っても「ぜひうちに来て欲しい」と言われる人、
どっちが人生安定するでしょう?
安定って自分以外の誰かやなにかに求めるものじゃなくて、自分が責任を負っていくものなんじゃないかな。
あなたが会社に求めれば求めるほど、会社もあなたに求めるよ、「給料欲しけりゃもっと働け」って。
会社に求めれば求めるほど、会社は雇ってやっている側、あなたは使われる人、っていう関係がますます強くなるよ。
会社がしてくれるって会社に頼っちゃうと、副業が当たり前になった時に、自分にはできることがない、どうしよう!!ってなっちゃうよ。
……だいたいこんな話をしてきました。
帰ってきて、大手が出している今年の就活学生のアンケートを見てビックリです。
会社選びで重視する点、上位4つは、
・将来性
・給与・待遇
・福利厚生
・業績
この4つはいつの時代もそうなのですが、前年より大きく伸びているということがとっても気になります。
そして、下の方、あまり重視されないことは、この4つ。
・優秀な人材が多い
・製品・サービスの質が高い
・高いスキルが身につく
・企業理念に共感できる
完全に反対ですよね?
学生もはっきりと2極化しています。
世の中の変化をしっかりとみて自分の人生を作っていけるごく一部の学生と、その逆の大多数の学生。
「働き方改革」を彼らは勘違いしているのかもしれない。働き方改革は働きやすさ改革じゃない。個人の生き方改革ですよ!
だからね、頼るんじゃなくて、誰かに求めるのじゃなくて、自分ができることを増やした方がいい。世の中をどんどん知って、好きなことを増やした方がいい。
彼らに伝えたいことがたくさん出てきました!
ワクワクやれそうで楽しみです!