管理職という言葉は使用禁止にしましょう、という提案
昨日まで、丸二日間の企業研修、今回も楽しい時間でした!!
新任管理職研修。
その会社で新たに「管理職」になった人が対象でした。
毎回たくさんのことを考えさせられます。
この二日間も、いろいろ考えさせられたなあ。。。
そのうちのひとつが、「管理職」という言葉。
もちろん普通の言葉なんです。
そしてこの普通の言葉が人も企業も苦しめているような気がして。。。
この言葉、日本の企業では普通に使われていて、そしてこの言葉が与えている影響、実はとっても大きい、とぼく思います。
管理職となったその日から、その人は「管理される人」から「管理する人」に変わるんです。
「今まで指示をされる側だったのが、今日から突然指示する側になる違和感。」
と、ある受講者が言っていました。
確かにそうだろうと思いますよ〜。昨日まで組合員だったのが辞令のその日から、非組合員となり、「自分は今日からは管理される人から管理する人になるんだ!」…そんなのしっくりくるはずがないし、周りだって困るだろうよ、、と思うわけです。
なによりもこの「管理職」という言葉、時代に完全に取り残さてしまった言葉のような気がするんです。
研修の中で、マネジメントってなんですか??って聞くことがあります。
「人の管理」「課の仕事の管理」今でもこんな回答が出てくる。
企業だけじゃなくあらゆる人の集まりに、管理の要素、もちろんあります。
でもそれって、マネジメントのごくごく一部ですよ。
そして、こんな言葉をいつまでも使っているから、
「きちんと管理監督して、しっかりやらせて…」ということになるんじゃないですかね??
やらせる人とやらされる人、というイメージを強化しちゃうんじゃないでしょうかね??
上司が右に走れ〜!っていったらみんなが一斉に右に走る。それも社員間で競争しながら。。。
昔はそれでよかったかもしれません。人口が増えて市場がどんどん大きくなって、作れば売れた時代は。まさに「管理」でよかったわけです。
そういう文化が根付いている企業が、今、ほんとうに苦しんでいます。
どんな言葉を使うかって、とっても大事です。
イメージを作り、風土を作ってしまうので。
「管理職」とか「管理者」とか、この言葉、使うのやめたらどうでしょう??
マネージャーでいいじゃないですか。
そして本来のマネジメントに行きましょうよ!
人が活きる場をつくりましょうよ。そしてみんなで目指すところをはっきりさせて、やれそうなことどんどん出し合いながら、ワイワイやったらいいじゃないですか!!
なんでできないんだろう? じゃなくて、
どうしたらこれいける?! って。
マネジメント、未来に向けて新しい価値を生むこと!ですから!!
昨日ご一緒させてもらった新任マネージャーのみなさんが、まずは活き活きと毎日を過ごされること、お祈りしています!!
二日間、ありがとうございましたーー!