ワクワク前進!研修講師・組織作りコンサルタント 山崎敏史のブログ

人も組織ももっとのびのび、もっと楽しく、もっと幸せに!

もっとよく見てよく聞こう!

はっきり言って、就職したくありません。

スーツを着て社会という名の電車に揺られ、

波に揉まれ身を削り、働こうとは

思わないですし、安定した収入・

ボーナスにもたいして魅力を感じないです。

何をどうすれば踏ん切りをつけて

働こうと思えるのかが疑問です。

これ、実は来年就職活動に臨む

20才の学生のコメントです。

かなりの割合でこんな感覚を

持っている学生がいるのですね。

体感ですが3割~4割。

ん~、どうしたものか。。。

20才の学生、

まだ社会に出たことがない、

勤めたことも仕事をしたこともない。

じゃあなぜこういう価値観を

彼らは持っているのか?

関わってきた親・先生・大人から

聞かされたこと、見てきたこと、

刷り込みです。

“教育”の成果です。

固定観念パラダイム

作り上げてしまったわけです。

自然と自分のなかに作られてきた固定観念

パラダイム」は強力です。

人をその場に押しとどめる、強力です。

はるか昔、ローマ時代まで行きますが、

天動説を疑うことのなかった時代が

あります。

「神様は世界の中心にいる。

 もし太陽が世界の中心なら、

 神様は焼け死んでしまう。

 地球が中心だから、

 神様は焼け死ぬことはない。」

という理屈らしいのです!

僕らにすると、びっくりです…

すべてがキリスト教の上に成立している

わけで、だから地動説を唱えると、

それは、神の冒涜、となるわけです。

このヨーロッパを支配していた価値観。

最初に異を唱え、地動説を主張したのが

コペルニクスです。1510年のこと。

当然受け入れられるはずがありません。

その100年後、1610年に、

ガリレオ・ガリレイが続きました。

科学的に天動説の論拠を否定したものの

天動説を捨てる天文学者

ほとんどいなかったそうです。

最終的に1687年、

ニュートン万有引力の法則で、

天動説がほぼ完全に否定される、

ということになったそうです。

パラダイムのしぶとさが

よくわかります。

天動説から地動説へ、

170年かかっているわけですから。。。

でもパラダイム

変化させられます。

実際に起きていることをじーっと

見続けていけば、

「あれ、私こう思っているけど、

 違うかもな?

 こっちの方がいいんじゃない?」

というところに行くのです。

そしてそのためには、

外に出ることです。

同じところに居続ける、

パラダイムの転換はおこりにくい。

外で、普段とは異なる世界で、

じーっと見て、耳を立てて聞くことです。

就職すること、働くこと、

そして生きていくこと、

ほんとはもっともっと

いろんな面があるんだよ、

それを伝えていく、見せていく、

僕ら大人の役割ですよ!

頑張ります(^^)