ビジョンがない、悲しさ・つらさ・・・何のために頑張ってるの?
8月ももう終わりですね~ 早すぎです・・・
昨日、友人と食事をしました。Tさん。
ある会社で事業部長としてひとつの事業の責任を持って仕事をしてます。社員・スタッフは数百名。
Tさんはこの数年、事業部の業績を順調に伸ばして来ました。豪腕ぶりを発揮し新規事業を軌道に載せ、会社で最も利益を上げる部署にしてきたという人。
ところがこの7月8月、売上目標未達成となったそうなのです。何年も仕事をしていれば当然そんなこともあります。
そして起きていること。
この2ヵ月の売上目標未達成という結果で、Tさんは相当追い込まれているようなのです。今まで何年も業績を上げ続けてきた彼の会社への貢献はすっかり横に追いやられ、
経営者から、この2ヵ月について責任を問われ、結果論で否定されているとのこと…
もちろん、日本にはこんな会社、いっぱいありますよ。
ぼくが以前いたところだって、まさにおんなじ。
そこにどっぷり居た時は辛かったですもん。
長期的なビジョンを持たず、あるいはあったとしても共有されておらず、目先の売上利益といった直接的な成果だけを常に追い求める会社、でこんなことが起こります。
こういう会社はこんな傾向があります。
顧客不在…お客さんにもっと喜んでもらうには、という議論は起こらない。
社員不在…売上がすべて、利益がすべて。社員の満足?目標達成のインセンティブだろ?
偉い人…業績を上げ続けている人か、業績に関わらず経営者が好きな特定の社員。
目先の数字だけを追いかける会社で働くことで、社員が得られる満足感は、業績のご褒美で出されるインセンティブ、目標達成による評価による昇給、業績を上げ続けることによる昇進・・・
極端ないい方をすれば、こんな感じ。。。
他者に貢献できることからの嬉しさだったり、その延長の自己実現を求める喜びだったり、それらが満たされることはありません。
そして、自分の将来像が描けないという最大の問題が。。。
いつも目先の結果だけが求められるわけで、将来像なんか悠長に描いてどうすんの?ということになるわけ。
そりゃあ、人も辞めるわけですよ。
もちろんそこで頑張り続ける、経営者の求めに応え続ける人生もありでしょう。
あなたが結果さえ出し続けることができたら、「お金」と「社内での地位」という2つは困らない程度には満たされることでしょう。
そして辛くならない方法もあります。
あなたの思考を、完全に停止すること。
でもそれでいいですか?
なにを大事にして仕事をして、どんな人生を送っていくの?
一度のあなたの人生OKですか?
もちろん入って頑張ってきた会社、一緒に働いている社員、いろんな思いを持ちつつでしょうが・・・
自分の人生をどう生きていくか、自分と向きあって、そしてそこに動いていく。
時間を過ごすことに甲斐がある人生にしていきましょうよ。
自分は、ほんとうのところ、どう感じているか、どんな思いが自分の中にあるのか?
普段あまりすることのない、自分との対話。
そこからぜひ~(^^)
Tさん、頑張らずに頑張って・・・
御社の応援はぼくはできないけど、Tさんの応援はし続けますから!!(^^)