ダイナミックにどんどん行く1年に!
やりたいことがたくさんあった休日、
この1冊にハマってしまいました。
ハマってよかった!
私たち自身が失われた20年の中で忘れてしまった、日本のビジネスマン、日本企業が元々持っている「強み」をもう一度自覚して、飛躍しよう!という、野中先生のメッセージが詰まった1冊、1月にふさわしい本でした。
□経営はサイエンスではない、人の志によって形作られるアートである。
□合理性・論理性・効率性を徹底追求し、株主利益の最大化を目指すアメリカ型経営(サイエンス的な経営)は、現場がダイナミックに動きながら考えることを否定する。
□企業はオーバーコンプライアンス(行き過ぎた法令遵守)で自分を縛り、身動きを取れなくしている。
□イノベーションは論理的な分析から生まれるのではなく、経験と洞察と、社会の共通善・ビジョン達成への強い思いを持って新たな関係性を考えぬく、そういう現場の力から生まれる。
2017年最初の1冊にこの本を選んだことは運命だったのかも。
それにしても思い当たることがあり過ぎます。
今は多くの会社が時間を気にせずに仕事に没頭することを許しません。
ハラスメントへの過度な意識は「今日はみんなで一杯いくぞっ!」と上司が部下に声をかけることを躊躇させる、飲みながら喧々諤々将来を話すこともできにくくなってしまいました。
そしてそれらが働く人にとって当たり前の意識となったわけです。
ブラック企業という言葉を生んできたのは、自らをコンプライアンスで縛り付けてきた日本の企業だったのか、とすら思います。
そして現場は活力を失い、枠にはまらないダイナミックな仕事が生まれなくなってしまった。
仕事は「したいこと」から「しなければならないこと」へ、とっても窮屈なものになってしまっているのです。
私たちが実現したいのは、まさにここの打破。
窮屈すぎる環境に負けることのない人材育成、組織作りを目指します。
「しなければならない」を「したい」へと転換できる人が増えること、それは、仕事に社会的な価値を見出し、そこに自分の大きな甲斐を見出すことができる人が増えるということです。
だから人も組織も活き活きし、日々の人生も豊かになるんです!
先日、あるクライアント先で評価・給与の仕組の打ち合わせをしていました。
とっても勢いのある伸び盛りの会社です。
年功要素を大事にするか、成果・利益連動に重きを置くのか、先方の社長がずっと悩んでいたのですが、その時、ぼくはふと思ったのです。
年功重視も成果主義も過去の企業が作ってきた「常識」。どっちも社員に活力を与えない。これから飛躍するA社に「過去の常識」をあてはめることはなく、全く別の視点から評価軸を作ってしまってはどうかと。
そして、
・A社が大切にする価値観を体現している社員
・目指すビジョンへチームを引っ張る社員
・チームの勢いを増す社員
・大志へと進もうとする社員
こんな社員が評価されるという方向に。
そして、一人ひとりが活き活きと仕事をしていく社員となっていくための、社員研修、ここの準備もばっちりです!
ぼくもダイナミックにどんどん仕事をする1年にします!
去年もしていた気もしますが…さらに、いきます(笑)