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腹に落とす

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先日、ある経営者と話していて、うまくいかない困った部下の話になった。社長が指示するやり方、取り組み方とは違うことをする部下。指示に素直に従わない部下よく聞く話かもしれない。
何度か出てきた言葉が、「腹に落とす」という言葉。

「どうしたら私の考え方を彼の腹に落とせますかね?」

昔はぼくも普通に使っていた。今は、違和感を感じる言葉だ。

腹に落とさせる、という意識をこちらが持っている時点で、上下の関係をこちらがすでに作っているのだ。
「私が正しくてあなたは間違っている。」「私は分かっている人あなたは分かっていない人。」
私はであなたは×、という前提がこちらの無意識の中にある、ということなのだ。

あなただったら「君は×だ、君は分かっていない、だめだ!」とあなたを扱っている相手の話を聞きたいと思うだろうか?

そもそも自分をダメ扱いしている相手をあなたは尊敬できるだろうか?

ある人の言葉を思い出す。

「心を開く、相手と通じるということは、相手の心象風景に自分を没入させること。」

相手が感じていることをこちらも感じる、相手が見ているものをこちらも一緒に見る、ということだとぼくは理解する。あいてがどうこうという「評価」ではない。

 

そしてこれが相当難しい。自分自身との闘い。
相手がどんな人であってもぼくは相手を信頼する!そう決めても感情が湧く、腹が立つ。がっかりもする。

相手が家族だってなかなかできない。いや甘えのある関係性だとなおさらできない。

娘のことを考えると、いつもこのことを思う。

中学生の娘に、「もっとこうした方がいいよ。」「こういうやり方をした方が人生うまくいくよ。」と思うことだらけである。
そしてそれを本人に言い、「落とさせよう」とする。
言葉の裏側には、ぼくはわかっているが、彼女はわかっていない、という無意識の思いがある。もうこの時点で伝わるわけがないのだ!

「人はその人の話を聞くかどうか、あらかじめ決めているよ、あなたの姿を見てきめているんだよ。」

師匠から教えてもらった言葉だ。

いつもここに立とうとしながら立てなくなっている自分を感じて、今日も自分との闘いだなと思う。

腹に落とす。主語を変えて使ってみてはどうか。私が相手の腹に落とす、ではなく、相手が私の言葉を腹に落とす、相手が腹落ちするのだ。

自分を無くして相手の心象風景に入り込んで、相手の見ているものを一緒に見る自分、ここに取り組み続けることに諦めない自分でいよう、とまた思った連休明け初日だった。
頑張ります!!