「働きやすい職場」ができない元凶の発想はこれ!
朝晩すっかり涼しさを感じるように。完全に秋モードです。
先日、昔一緒に仕事をした後輩と何年かぶりに再会しました。
彼女は今、女性が自分らしく生きる・働く、働きやすい職場作り…そんなテーマに取り組んでいます。
なによりも彼女自身がイキイキしていて、素敵な環境の中にいるんだなあと。
「いきいきした人と組織を増やす」まったく同じだね!
と盛り上がったわけです(^^)
自分が今まで仕事をしてきた職場や、お手伝いさせてもらったたくさんの会社を見て、どうしてこうも人が辛い状態になったり、人の問題が起きるのか?
どうしてこんなに素晴らしい人たちがいきいきと生きられないのか?いきいきと仕事をするにはどうするのがいいか?
日々考えていますが、ひとつ、根本的な仕事・人生の捉え方の転換が必要なのではないかと。
それは・・・
「職場では『本来の自分』ではない『仕事用の別の人格の自分』で仕事をしなければいけない」
と、とっても多くの人がなぜか自然と思ってしまっている、その捉え方を変えることです。
昔はそれでよかった、それで我慢をすることが報われたんですから。
自分の時間(人生)を組織に売って、お金をもらう。続けてさえいればもらえるお金の量が増える、カラーテレビを買い、車を買う。ものが増え便利になることで、「豊かさ」を感じられた。
確実に何かを手に入れられる、未来に期待を持てたのです。
毎年少しずつが継続することで“安定”を感じていられることもできた。
高度経済成長時代からバブル時代の「豊かさ」観。
「本来とは別人格の自分」でいることにいくらでも我慢ができたわけです。
そして今は…、スマホ持っていない人はいないわけ。洋服だってずいぶん安くなりました。見た感じで「いかにも貧乏な感じの人」って昔はたくさんいたけど、今はいないですよね。
もう「もの」への期待ではないのです。
そして安定だって感じにくい・・・
会社は継続し成長していくもの、そんな時代はとっくに終わっています。
本来とは別人格の自分で「我慢」しても報われる保証はまったくなく、本来とは別人格の自分で我慢し続け、病んでしまうのですね。
解決策は、職場を、その人が「本来の自分」を出していい場所にする。
これが職場問題の根本的な方策ではなかろうかと。
米のGoogleが2012年から始めた、生産性向上計画。
生産性を向上させるためになにが必要か?調べあげてたどり着いた答えが、
「本来の自分でいられる職場づくり」だった!
個々の人間が仕事とプライベートの顔を使い分けること、それが実は生産性を落としているということがわかったのです。
とすると、打ち手はいくらでもありそうですよね!
女性活躍推進法…とか、一億総活躍社会…とか、最近やたらと聞きますが、それって本質ではない。
形を決め、規制を作ってもいい結果にはならない。
どれだけ「人」にフォーカスできるかなんです。
その人の生活やビジョンや夢や、そこに思いを馳せることができるかどうか。
あなたが困っていることや悩んでいること、会社で言えますか?言っていいムードがありますか?
ここ、ポイントじゃないでしょうか。。。
本来の自分は出せない…毎日が我慢…、もしもそういう環境だったら、生き方を考えなおす、いい機会かもしれませんね(^^)
やりたいことや目標に向って、自分がどんどん動いていく人生にしていきたいですね!!