ワクワク前進!研修講師・組織作りコンサルタント 山崎敏史のブログ

人も組織ももっとのびのび、もっと楽しく、もっと幸せに!

指導者(経営者・上司)の腹のくくり

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シンクロ井村雅代コーチ、2014年の記事です。

http://physiqueonline.jp/specialist/trainer/page153.html

“大切なのは心の教育”「シンクロの母」井村雅代コーチ スペシャルインタビュー


そしてリオのあの成果、ん〜、すごい!!の一言です。

井村さんの指導は、選手たちに徹底的に愛情をかけ、
そして、到達目標までできるまでやらせる、妥協ゼロ!のもの。

メダルを取った選手が口々に「地獄の日々だった」と…
合宿所から夜逃げした選手が…というのは有名な話しです!

こういう指導は、今の世の中では流行らないのかもしれません。

でも、小谷実可子以降、日本のシンクロ黄金時代を作り、
中国チームも数年でオリンピックメダルを獲らせ、
帰ってきて2年でこの成果ですから、
再現性も間違いないわけです。


井村さんの指導と、社員・部下の指導や子どもの教育を
同じレベルで議論することには、問題ありかもしれませんが・・・

人を説得するだけのオーラというものは、その子がどんな事をしてきたか、どんな事で自信をつけてきたか、そして心の感動みたいなものをどれだけ経験してきたか・・・そういうのは怖いけど出ますよね。(中略)心のトレーニング。それがなかったら粘れない。いいとこまで行っても越えられないの。

これはもうその通り!!と思うわけです!


オリンピックと同列にはならないでしょうが、
会社だって同じことです。

今はすぐに「ブラック」「パワハラ
という言葉が飛んできますが、
顧客のお役に立ち、会社を存続させるためには、
一定量の行動、到達すべき技術水準・成果水準がある。

その一定水準に社員が行くまでは、
井村さんと同じでいいはずです。

徹底的に部下に愛情をかけ、
そして、できるまでやらせる、妥協ゼロ!で。

だって、その仕事をできるようにならなければ、
お客さんにも会社にも害を及ぼすわけですから。

上司は厳しく指導しにくい時代になりましたし、
部下側も厳しい指導は受け入れない風潮です。

でも到達水準を明らかにし、
部下本人もその力をつけたいと思っている、
そして力をつけ目標に到達したならば
そこにきちんと評価・リターンもあるなら、
上司はブレることなく指導をすべきです。

前提条件を整えて…必要な要素をきちんと整備して、
腹を決めて、ブレずに行きましょう!!!